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イベント(CES2021特集)

CES2021 JAPAN TECH @b8taに福岡市の「Fukuoka Smart East」が出展

2021.03.03

2021年1月11日から14日、世界最大級の家電見本市であるCESが開催されました。これまでは、ラスベガスの巨大会場で開催されていたイベントですが、コロナ禍において初めてのオンライン開催となりました。

実は、このCESに合わせて、日本でユニークな取り組みが行われました。1月8日から17日まで、有楽町にある「b8ta Tokyo」にて、「CES2021 JAPAN TECH @b8ta」が開催されたのです。本家がフルデジタルなのに、特設エリアでテクノロジーに触れられるリアルな場が用意されました。今回は「CES2021 JAPAN TECH @b8ta」に出展した、福岡市 東京事務所 調整係長(シティセールス担当) 椎木茂圭氏にお話を伺いました。

「CES2021 JAPAN TECH @b8ta」に福岡市が出展しました。

近年、福岡市の成長はめざましいものがあります。
全国的に人口が減少傾向にある中、福岡市は年間1万~1万5000人も増加しているのです。地価も高い伸び率で増加し、コロナ禍で止まってしまいましたが海外からも人が集っていました。税収も年連続で過去最高を更新しています。中でも、起業や企業誘致の件数も増え、勢いに乗っています。

次のステップとして、2018年に福岡地域戦略推進協議会が「FUKUOKA Smart EAST推進コンソーシアム」を設置しました。「FUKUOKA Smart EAST」とは、最先端の技術を導入することで少子高齢化などの課題を解決し、持続的な発展を可能にするモデル都市のことです。

企業の誘致件数は1.8倍になっているそうです。

「九州大学のあったところがまるまる空いて、50ヘクタールの更地ができました。そこに実装できるような町を作っていこうと考えています。福岡空港と博多市中心部からそれぞれ5km以内の立地にあり、六本木ヒルズから虎ノ門ヒルズまでをカバーするくらいの広さがあります。天神からは2kmも離れていません」(椎木氏)

一般向けのパンフレットには、未来予想図が描かれていました。自動車を共有するシェアリングエコノミーや荷物の配送を行うドローン、自動運転カー、AI家電、リモートワークといったイメージが提示されています。

都市の課題を解決するための「FUKUOKA Smart EAST」。

企業誘致のためのパンフレットもありました。政令市中人口増加数No.1、人口増加率No.1、10代・20代の割合が高い都市No.1、学生割合は21大都市中No.3、ビジネスマンが選ぶ住みよかった所No.1、通勤/通学時間は34.5分で7大都市圏No.1、と人気ぶりをアピールしていました。
深夜タクシーで家まで帰る料金が2000円以内の割合が、東京23区が10%に対し、福岡市は76%と、とても魅力的でした。家賃も東京の約6割とのことです。

「いろいろな実証実験が行われています。スマートシティとして国際協力を強化していくということで、PRも市長が行っています。スマートシティへの民間事業者が参加するスタイルは2種類あり、どちらになるかはまだ決まっていません」(椎木氏)

例えば、 神奈川県藤沢市に作られた「Fujisawaサスティナブル・スマートタウン」は多数の企業が参画しています。具体的には、家電や設備はPanasonic、金融は三井住友信託銀行、ガスは東京ガス、宅配はヤマト運輸、警備はALSOK、広告代理店は電通、通信はNTT東日本といった具合です。
一方、静岡県裾野市に建設される実証都市「コネクティッド・シティー」はトヨタが中心になるようなスタイルがあります。可能性としては、多数の企業が参画する前者になる方が高いとのことでした。

どのようなスマートシティになるのかはこれから明らかになってきます。世界からも注目されるスマートシティが生まれるのは、もう遠い先のことではありません。「Fukuoka Smart East」プロジェクトの動向は要チェックです。

 

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