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イベント(STARTUPS SELECTION® TOKYO)

【第5回】妊活に悩む女性をサポート。今注目のフェムテック起業家。

2021.05.25

新進気鋭な若⼿スタートアップ起業家たちにスポットライトを当てる番組連動プロジェクト「STARTUPS SELECTION® TOKYO」。第5回目ゲストは、株式会社ステルラ 代表取締役の西 史織さん。フェムテック、生殖医療と言われる領域で活躍する若手起業家に、このビジネスを始めた経緯からプライベートまで幅広く語っていただいた。

株式会社ステルラ 代表取締役 西 史織さん

YAZAWA:本日のゲストは卵子凍結、不妊治療を始めとした妊活に悩む女性やそのパートナーを支援するプラットフォーム「婦人科ラボ」の運営されている株式会社ステルラの代表 西 史織さんにお越しいただきました。
西さんとは数少ない女性起業家かつ同い年っていうのがきっかけで、2年くらい前から仲良くさせてもらっていまして。その頃まさに私自身が卵子凍結をしようか悩んでいて、いろいろと相談させてもらっていたんです。今日はそんな同じ悩みを抱えている女性の皆さんや「卵子凍結とは何ぞや」と思っている男性の方々にもサービスを知ってもらえたらと思っております。

西 史織さん(以下、西):本日はよろしくお願いいたします。

YAZAWA:早速ですが、今のお仕事内容を具体的に教えていただけますか?

西:生殖医療と言われる領域なんですが、不妊治療と卵子凍結が可能なクリニックを検索できるサイトを運営しております。

YAZAWA:この領域の認知度は現在いかがですか?世の中全体で上がっている印象はありますか?

西:不妊治療に関しては上がっています。昨年、菅内閣で不妊治療の保険適用の話が上がったことで、社会的な認知度っていうのはかなり上がってきた印象です。
ただ、卵子凍結については同じような治療はするんですけど、不妊治療と少し違った意味合いのものでして、こちらは認知としてはまだこれからという印象です。卵子凍結はまだ具体的な選択肢の中に入るような状況ではないかなと思っています。

YAZAWA:認知度向上のために、どのような活動内容をお考えですか?

西:やっぱり知識として知らないと具体的に検討する段階には至らないと思うので、不妊治療も卵子凍結も「どういうものなのか」、「どういう手順を踏んで行うのか」をまずは知ってもらうことが重要だと考えています。
弊社のサイトでは、そういった内容の記事を全て医師監修で作成しているので、安心して読んでいただけたらと思います。

YAZAWA:とても素敵なサービスですね。実際に卵子凍結について記事を読まれた方の感想はいかがでしたか?「やってみたい」と思うのか、それとも「ちょっと怖いな」と思うのか気になります。

西:20代後半くらいの方だと、「とても興味がある」などポジティブな捉え方をしてくださる方が多いですね。とは言え、費用の面だったり、手術もあったりするので、実際にやるかどうかの判断は詳しい話を聞いてからだと思います。

きっかけは友人の不妊治療。知らないことによる後悔をなくしたい。

YAZAWA:ちなみに、西さんは何故この領域で起業されたんですか?

西:不妊治療をしていた友人の話を聞いたことがきっかけです。
彼女は25歳くらいで不妊治療をしていて、その時に「一般婦人科に行ってもなかなか子どもが出来なくて、次は不妊治療専門のクリニックに行くんだよね」という話を聞いて。
その時に「子どもを作ることってそんなに難しいんだ」と衝撃を受けました。学校の性教育だと「避妊をしなければ子どもが出来る」みたいな教え方をされていたと思うんですけど、私の中でもまさにその認識だったので。

YAZAWA:わかります。日本の性教育では子どもが出来ないリスクなんて教えないですよね。

西:彼女はその後2年ぐらい治療を続けて、最終的に妊娠できたんですよね。そういった状況を見ていて、将来結婚して子どもを持ちたいと思っている今の私に出来ることはないかなと探していたら卵子凍結っていうのを見つけて。私自身、将来のために卵子をまず凍結しておこうと思って、卵子凍結をしました。 でも、そういった選択肢って、おそらく彼女から不妊治療の話を聞かなければ絶対に知らなかったと思うんです。

卵子凍結にしても、不妊治療にしても、医療機関側と個人の情報格差っていうのがかなり大きい。知っていれば早めに対処できたのに、知らなかったが故に後から知って後悔するみたいなことって非常に多いのかなと。そこの情報格差を何とかなくしたいと思って、今のサイトを立ち上げました。

YAZAWA:情報を知るきっかけがないと、妊娠するために何か行動を起こすって難しいですよね。私はたまたま知人の奥様が卵子凍結をされたというお話を伺って興味を持ったんですけど、世の中でそういう情報が散りばめられている訳ではないので、知るきっかけが少ないと思います。

西:生殖医療においては、自分で情報を取りに行って、かつその中から正しい情報を選ばないと本当に自分のやりたいことは出来ないような状況。そこのラグをもっと詰めていきたいなと考えています。

YAZAWA:コロナの影響はありましたか?

西:不妊治療の方には大きな影響がありました。去年のちょうど3月末ぐらいに、アメリカの医師会で『コロナウイルスの影響が妊婦と胎児に出るかもしれないから、卵子を移植するのは一時期控えるように』みたいな声明が出たんですよね。 それに伴って日本医師会も『採卵まではいいけど、移植するのをちょっと控えよう』みたいな情報伝達があったんです。そのため、患者さんは一時期不妊治療を中断せざるを得ないような状況でした。

YAZAWA:それは当事者の方は辛かったでしょうね。

西:そうですね。本当に時間との戦いじゃないですか。不妊治療をお休みしている間も年齢は重ねていく訳ですし。当事者の皆さんは歯痒かったかと思います。

気になるプライベートな一面。最近ハマったアニメは〇〇〇

YAZAWA:続いてはプライベートについてお話を聞かせてください。 まず、1日のスケジュールはどんな感じですか?

西:7時、8時ぐらいに起きて、その後のモーニングルーティンは固定ですね。起きて歯を磨いてシャワー、その後10分ぐらいヨガをして散歩に行きます。

YAZAWA:すごく健康的ですね。

西:最近はほとんど在宅で仕事をしているんですけど、本当に全く運動をしなくなって、体が衰えてきている気がして…。毎日20分ぐらい歩くといいっていうのをどこかのサイトで見てから、朝散歩するようにしています。朝日が気持ちいいですし、家の近くの川沿いを歩いているとすごく清々しいです。

YAZAWA:ヨガは自己流でやっているんですか?

西:いつも youtubeを見ながらやってます。ずっとパソコンを触っているので、肩こりと首こりが酷くて。ヨガを毎日するようになってから割とマシになりました。

YAZAWA:慢性的な肩こりって運動しないと取れないって言いますもんね。 夜は何をされているんですか?

西:夜は仕事以外で特に何もしていないですね(笑)
最近は外でミーティングをする機会も減ったので、本当に家にずっと居ます。夜は大体7時ぐらいに一旦仕事を終えて、ご飯食べてちょっとゆっくりして、あまり頭を使わない単純作業みたいなことをやってますね。

YAZAWA:ちなみに、お休みの日ってありますか?

西:休みは土日どちらかで週1は取るようにしています。

YAZAWA:お休みの日は何をしているんですか?

西:休みの日は本当に何もしていないんですけど、気分転換にアニメを観たりしています。最近は『約束のネバーランド』にハマっています。

YAZAWA:最近おすすめしたいものって何かありますか?

西:最近のおすすめはバナナジュース。牛乳とちょっとの水をミキサーで回して作っただけのバナナジュースを毎朝飲んでいるんですが、すごく腹持ちもいいし、腸内環境がよくなっている実感があります。

YAZAWA:他にもバナナジュースの効能とかあったりするんでしょうか?

西:バナナジュースはビタミンや葉酸も含まれているので、妊活している方にも良いと思います。美肌効果もあるらしいですよ。

YAZAWA:じゃあ女性に向いている飲み物なんですね。今タピオカの次に流行っていてオシャレなお店もいろいろありますよね。

西:外では飲んだことないんですけどね(笑)

世の女性たちへ。将来の選択肢を増やすためのアドバイス。

YAZAWA:卵子凍結をするタイミングなど、世の女性たちにアドバイス出来ることはあったりしますか?

西:弊社の監修医もよく言っているんですけど、卵子凍結をするのであれば、20代もしくは30代の前半までには検討した方がいいと言われています。 それはもちろん卵子が老化するっていうのもありますし、30代後半で卵子凍結をした場合に実際に移植して妊娠を望むのはもっと後ろ倒しになりますよね。 そうなると高齢出産というリスクも増えてくるので、その後産むことを考えると34歳くらいまでが望ましいです。

YAZAWA:なるほど。以前西さんに教えていただいた卵巣年齢を図るサービスがとても便利だったので、そういうのも当たり前に受け入れるようになったらいいですよね。教えていただくまでそんなものがあるって全然知りませんでした。

西:卵巣年齢って血液検査だけで手軽にわかるんですよね。クリニックで血液検査をしてもらったら分かる数値なんですけど、簡単に言うと卵子の残りの在庫数がわかるんです。自分の現在の卵子数が、同年齢の平均と比べて多いのか、少ないのかっていうのを知ることができます。もし少なければ早く閉経してしまう可能性があるので、そうなると妊娠を望めなくなってしまいます。早いうちに今自分がどういう状況なのかを知るのは、すごく大切なことだと思います。

URUSHI:男性もそういうことをちゃんと知っておくのが大事な時代になってきていると思います。自分自身も今日お聞きしていて、そんなことがあるんだって気づきが多かったです。

西:そうですね。男性の精子も老化するんですけどあまり知らない方が多いです。男性もちゃんと知識を持つことは重要ですね。

YAZAWA:男女問わず、将来の選択肢の1つとして卵子凍結など知っておきたいですね。皆さんも「婦人科ラボ」でぜひ情報収集してみてください。 西さん、本日は貴重なお話をありがとうございました!

「STARTUPS SELECTION® TOKYO」第5回目放送
YouTube
https://www.youtube.com/watch?v=FoSD2SOIMC0

ゲスト
■西 史織(にし しおり)
株式会社ステルラ 代表取締役。
金融業界で営業、IT業界で事業開発を経験後、2019年に株式会社ステルラを設立。自身も27歳の頃に卵子凍結を行う。不妊治療情報・卵子凍結の専門サイト「婦人ラボ」を運営し、女性の仕事とライフプランの両立を支援する。

パーソナリティ
■YAZAWA(やざわ)
元・株式会社nene 代表取締役。2018年にネット秘書サービス「nene」を創業後、2020年に事業を売却。株式会社Wizが子会社化。代表取締役としてサービス拡大に従事したのち、自身の会社で新しい事業の立ち上げを行う。

■URUSHI(うるし)
株式会社OKPR 代表取締役。2016年に「OKPR」を創業後、2020年にM&Aにて株式会社VOYAGE GROUP(CARTA HOLDINGS)入りする。情報経営イノベーション専門職大学の客員教員や、東京都やEY新日本監査法人が主催するプログラムにおいてメンターも務める。課外活動として「サムライ広報会」も主宰中。

■婦人科ラボ
https://www.fujinka-lab.com/
妊活・不妊治療・卵子凍結の専門サイト。記事は全て医師監修で、妊活などについて専門家がわかりやすく解説。不妊カウンセラーによるLINEでの無料相談が可能。

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