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イベント(STARTUPS SELECTION® TOKYO)

【第10回】21歳で起業。年間1万世帯利用のマネー相談サービスを展開。

2021.06.30

新進気鋭な若⼿スタートアップ起業家たちにスポットライトを当てる番組連動プロジェクト「STARTUPS SELECTION® TOKYO」
第10回目ゲストは、株式会社Wizleap 代表取締役の谷川 昌平さん。21歳の若さで保険・金融事業を選んで起業した谷川さんに、起業の背景や最近の業界事情、今オススメする投資などについて幅広くお話を伺った。

株式会社Wizleap 代表取締役 谷川 昌平さん

YAZAWA:本日のゲストは、お金の相談プラットフォーム「マネーキャリア」やペット保険の比較・相談事業「MOFFME」などを提供している株式会社Wizleapの代表 谷川 昌平さんです。第6回目放送に来ていただいた森本さん※のご紹介でお越しいただきました。

※第6回目ゲスト 森本俊亨さん:https://www.youtube.com/watch?v=Cyx3XyYFuM4

谷川 昌平さん(以下、谷川):よろしくお願いいたします。

YAZAWA:森本さんとはどういったご関係なんですか?

谷川:大学時代の起業サークルの先輩で、最近だと友達のような感じですね。家も近いので結構頻繁に会っています。

YAZAWA:学生時代から親しい仲なんですね。
ちなみに、現在はおいくつですか?起業されたのはいつ頃だったんですか?

谷川:今25歳です。21歳で起業しました。

YAZAWA:お若いですね。 そのタイミングで保険サービスをやろうと思ったきっかけって何だったんですか?

谷川:学生時代にインターンシップをいろいろやっていたんですが、その中でマーケティングは自分の中で強みがあるなと思っていまして。起業する時にマーケティングで戦えそうな領域、上場して勝っていけそうな領域を探して、候補の1つに挙がったのが金融領域。まずは入口の部分をちょっと検証してみて、これならいけそうと思ったのが保険だったという感じですね。

YAZAWA:ご自身の強みからサービスを考えていったんですね。

谷川:そうですね。ただ、やっていく中でモチベーションは変わっていきましたね。 相談サービスで年間約1万世帯くらいのお問い合わせを受けるんですが、今はお客様の不満を解決できる事にとてもやりがいを感じています。 あとは事業をやっていく中で課題の深さみたいなところが段々とわかってきましたね。 いま日本が貧しくなってきている中で、資産形成やライフプランの見直しの重要性が増してきているので、まずは皆さんにお金やライフプランについて考えるきっかけを提供できればと思います。

2021年秋の法改正で変わる金融業界。新規参入のチャンスとは。

YAZAWA:今の具体的な事業内容としましては、保険以外もやられているんですか?

谷川:「マネーキャリア」というサービス内では保険以外にも、証券、投資信託、NISAやiDeCoといった少額投資、住宅ローンの見直しなどについて相談できる窓口を専門家さんと提携してやらせていただいております。

URUSHI:参入障壁が高い領域かと思うんですが、そのあたりはどうやって突破されたんですか?

谷川:今持っている資格は損害保険代理店事業と少額短期保険代理店事業の2つなので、生命保険や証券の販売ライセンスはまだ取得できない状況ではあります。
実は今年の秋頃に金融サービス仲介業の法改正があって、金融業界への新規参入がしやすくなるんです。今まで保険会社、証券会社、銀行といった金融三大会社がやってることって基本的に縦割りだったんですよ。それが法改正によって商材を横展開で扱えるようになる資格ができるので、非常にビジネスチャンスがあるタイミングだと思っています。

URUSHI:簡単に言うと郵便局のような感じでしょうか?郵便をやりながら貯金や保険もやるみたいな。

谷川:おっしゃる通りです。そういったことがどこの会社でもできるようになります。

YAZAWA:利用者側からしたらすごく便利になりますよね?

谷川:そうだと思います。例えばAmazonが参入するってなった場合、Amazonは利用者の商品購入履歴や金額がわかるので、与信の提供がしやすくなりますよね。金融機関だとどうしても一律の与信しか付けられなかったのが、Amazonなら「この人は毎月50万円使っているから資金があるな」と判断できたりする訳です。

YAZAWA:なるほど。金融業以外の会社の参入余地が広がるんですね。

谷川:サービスと金融のセットというのは今後面白いんじゃないかなと思います。

YAZAWA:私の場合は金融のお話ってちょっと難しいという苦手意識があったのですが、谷川さんが金融の勉強をイチから始めようと思ったモチベーションって何ですか?

谷川:そこに関しては「やると決めたら徹底的にやる」みたいな感じですかね。他の領域を選んで起業しても変わらないと思います。
この事業を始めてから僕も FP 資格を勉強して、保険や証券の営業の方、銀行業務の方にすごく勉強させてもらいました。この業界って知識のアップデートが速いので、勉強会の機会も多くて、知識を教え合うみたいなことに対して皆さんとても積極的なんですよね。

保険業界におけるコロナの影響と今後の課題。

YAZAWA:コロナの影響で保険に興味を持つ人は全体的に増えているんでしょうか?

谷川:やっぱり医療保険にコロナの補償が備わったことへの関心は高いですね。 実際とある保険会社のコロナ保険みたいなものがバカ売れしたみたいな事例もあります。最近だと自宅療養でも保険がおりるものが出来たりと時代に合わせて保険も進化しています。
一方で、業界全体としてはオフライン前提でやっている業界だったので、オンライン商談などに苦戦してる会社も多いですね。業界としてはまだまだ解決しなきゃいけない課題が散在していると感じます。

YAZAWA:谷川さんとしても業界全体を変えていきたいという想いがありますか?

谷川:そうですね。法改正も然りなんですけど、ここ数年が勝負だと思っていて。今はすごくフラットな状態でスタートしやすい時期なので、新しいオンライン商談の体験を作るというところに関してはスピード感を持ってやっていきたいですね。
この業界って他社の成功事例を取り入れる傾向があって、自社で先陣を切りたい会社ってあまりないんです。なので、まず当社で成功事例を作って、いろんな代理店や保険会社に提案していけたらいいなと思います。

自分の限界の一歩先へ。モットーは「迷ったらチャレンジ」

YAZAWA:谷川さんが仕事をする上で、「よし、やるぞ」っていうやる気スイッチってあったりしますか?

谷川:緊急度が高ければ高いほど、やらなきゃいけない状況を自分で作りますね。 例えば、共同創業者と一緒に決めるとか期限を決めるとか。決めたことってやらないとダメだと思うんで、そういう仕組みを作っていくことはやっていますね。 あとは、自分のモットーは「迷ったらチャレンジする」なので、自分の力量じゃできないんじゃないかくらいの目標を設定するようにしています。

YAZAWA:自分の限界の一歩先に挑戦されるんですね。素晴らしいと思います。

谷川:大きい成功体験もあれば、失敗体験もいろいろありますけどね。

YAZAWA:失敗された時はどうやって乗り越えるんですか?

谷川:1度悔しがったら、次へ行こうという割切りですね。失敗を恐れないこと。 メンバーにも「やらないことの方がよくないよ」みたいな話はよくしますね。

インターンシップと起業サークル活動に費やした大学時代。

YAZAWA:東京大学をご卒業されたとのことですが、学生時代はどんな過ごし方をされていたんですか?

谷川:あまり大学には行かず、インターンシップと起業サークルの活動に時間を費やしていましたね。すごく勉強ができた訳でもないので、大学の勉強が今の事業に活きているとは言えないかも(笑)
起業サークルに在籍していたことは大きな財産になっていて、困った時にすぐ相談できたり、インターン時代に一緒にやってきた仲間も数名起業しているので、負けられないなという良い刺激になっています。

YAZAWA:東大の起業サークルってどんな活動をしているのか気になります。

谷川:胡散臭いですよね。(一同爆笑)
僕らの代はそんなに希望者が多くなくて、最初は大学の先輩に「お前も来い」と連れて行かれまして(笑)
活動内容としては、持ち回りで自分が研究しているテーマについて勉強会をしたり、起業家を呼んで勉強会をしたりしています。VCに来ていただいて資金調達について勉強させていただけたのは良かったですね。最近だと歴も長くなって上場企業も排出できたので、権威のある方が登壇するなど価値が高まっているのかなと思います。

YAZAWA:当時の勉強会で最も印象に残っているものは何ですか?

谷川:今回紹介いただいた森本さんの「次世代の起業家とは」というテーマは熱量があってとても印象に残っています。

これだけはやったほうがいい、おすすめの投資。

YAZAWA:最近のオススメを教えてください。

谷川:手前味噌で恐縮ですが、自社でやっているオンラインマネーセミナーが有難いことにとても人気なのでオススメです。今までオフラインでしか聴けなかったようなコンテンツを専門家が1.5時間くらいで話してくれるんですよね。会員登録や予約が不要でスマホから気軽に参加できるんですけど、毎回300~400人集まってくれていて。

YAZAWA:多くの方にご参加いただいているんですね。

谷川:僕個人としても予想以上にご好評いただいて驚きました。大体月2~3回やっているので、ご興味ある方はお気軽に覗いてみていただけたらと思います。

YAZAWA:フラッと見に行ってオッケーなのがいいですね。
保険について初心者でも聴けるようなコンテンツなんですか?

谷川:基本的には初心者向けにコンテンツを作っています。 もちろん中級レベルみたいなものもあって、実際に資産形成やっていて不安点があるみたいな方に見ていただく用のセミナーもありますね。それぞれの目的用途のものを作っています。

YAZAWA:ちなみに、谷川さんがオススメする保険や投資ってどんなものがありますか?

谷川:20代で会社員、特に大企業に勤めている方だったら、自分の与信を活用して不動産投資とかで資産形成を築きながら余剰資金で積極的な投資をしていくという形がメリットが大きいかなと。
あとは何個かリスクがある中で気になる部分の保険、例えばガン保険とかを備えて、老後の資産形成と目下の病気のリスクさえケアしたら、残りは全部資産運用に突っ込むみたいな感じですかね。もちろん攻めと守りのバランスは大事ですが。
僕個人の考えとして、やっぱり若いうちはお金を使うべきだと思っています。今のお金の価値の方が10年後よりも絶対高いので、投資もそうですけどガンガン使うべきだなと。

URUSHI:使わないと世の中の経済も回らないですしね。
これだけはやった方がいいっていう投資はあったりしますか?

谷川:今だと優遇されているのでNISAやiDeCoといった少額投資ですかね。ポートフォリオの組み方はいろいろありますが、まずは誰かの模範を真似してやってみることが大事かなと思います。

URUSHI:谷川さんはどういったものをやられているんですか?

谷川:僕はそんなにお金持っていないので、少額投資と仮想通貨くらいですね。 仮想通貨は金融業界としても新しいアセットなので、評価が難しいんですけどね。価格変動が激しいから資産運用として機能しないという声もありながら、ずっと伸び続けているので。

YAZAWA:私ビットコインは怖くて買えていないんですよね。短期間で200万円とか変わるのに驚いてしまって。

谷川:投資の本質は入れて放っておく。積立も毎月3万入れると決めたらとにかく無心に入れる。あまり見ないのが実はポイントで、時間が経つときちんと増えているんですよ。

YAZAWA:いろいろと教えていただいたので、これを機に私も何かチャレンジしてみようかなと思います。
谷川さん、本日はありがとうございました!

「STARTUPS SELECTION® TOKYO」第10回目放送
YouTube
https://www.youtube.com/watch?v=LBu8lMYyez0

ゲスト
■谷川 昌平(たにかわ しょうへい)
株式会社Wizleap 代表取締役。
岡山県出身。東京大学経済学部経営学科卒。数社でのインターンシップで法人営業、広告配信、メディアディレクターなど幅広い業務を経験。大学3年生の2017年に株式会社Wizleapを創業。

パーソナリティ
■YAZAWA(やざわ)
元・株式会社nene 代表取締役。2018年にネット秘書サービス「nene」を創業後、2020年に事業を売却。株式会社Wizが子会社化。代表取締役としてサービス拡大に従事したのち、自身の会社で新しい事業の立ち上げを行う。

■URUSHI(うるし)
株式会社OKPR 代表取締役。2016年に「OKPR」を創業後、2020年にM&Aにて株式会社VOYAGE GROUP(CARTA HOLDINGS)入りする。情報経営イノベーション専門職大学の客員教員や、東京都やEY新日本監査法人が主催するプログラムにおいてメンターも務める。課外活動として「サムライ広報会」も主宰中。

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