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イベント(STARTUPS SELECTION® TOKYO)

【第12回】歯科矯正専門のコンシェルジュサービスとは。

2021.07.14

新進気鋭な若⼿スタートアップ起業家たちにスポットライトを当てる番組連動プロジェクト「STARTUPS SELECTION® TOKYO」
第12回目ゲストは、株式会社インフォメーション 代表取締役の鈴木 慧さん。自分が欲しいと思ったサービスを実現し世の中に発信し続ける若手起業家に、サービス開発の経緯や共同経営者との出会い、最近のオススメなどお話を伺った。

株式会社インフォメーション 代表取締役 鈴木 慧さん

YAZAWA:本日のゲストは、矯正歯科医院を探し予約まで代行するサービス「デンタルジュ」や自動音声による電話発信をWeb上から簡単に行うツール「AutoSales」を提供している株式会社インフォメーションの代表 鈴木 慧さんにお越しいただきました。 早速ですが、現在の事業内容を教えていただけますか?

鈴木 慧さん(以下、鈴木):今はご紹介いただいた「デンタルジュ」という矯正歯科医院を探す専門のコンシェルジュサービスに力を入れています。
まず、LINEでユーザー様とやり取りをして、歯のお悩み、通いやすい場所や予算感、選択する上での優先順位などを全てヒアリングさせていただきます。その上で、ユーザー様に最適な矯正歯科医院の紹介・予約までを代行するサービスになっています。 LINEの対応をしているのは、歯科衛生士さんなどの専門スタッフなので、安心して歯科選びをお任せできるかと思います。

YAZAWA:そういうサービスの対応ってAIのイメージがありました。

鈴木:AIじゃないんですよ。最初の自動質問みたいなものはAIですが、途中から専門スタッフに切り替わって対応しています。

YAZAWA:私自身もオンラインの秘書サービスの会社を経営していた際に、裏側は全て人力で対応していたので、そういうニーズは割と大きいと感じますね。

鈴木:当社も人が対応することの重要性は感じていますね。 私自身がせっかちなので、AIの的を射ていない回答やパターン分析に疑問を感じることがあって。やっぱりストレスがかからないコミュニケーションというのは大切だと思います。 ただ、稼働時間の問題もあるので、レスの速さだけを考えたらAIがいい場合もあるかもしれません。

YAZAWA:サービスにおけるAIと人力のバランスって難しいところですよね。それでも御社は人力でのサービスを選択されたんですね。

鈴木:スタッフを集めるのは大変ですが、結果それが1番ユーザー様の満足度に繋がると考えています。ユーザー様の満足度を突き詰めることが、今後サービスを繁栄させていく唯一の方法じゃないかなと。

最近の矯正歯科事情。良い矯正歯科医院の見分け方とは。

YAZAWA:矯正歯科医院って全国にどのくらいあるのでしょうか?

鈴木:矯正専門の医院は3千件程度もないと思います。歯科医院の数は6万9千件程でコンビニより多いです。その内、矯正歯科を標榜している医院はその約1/3(2万3千件)と言われていますが、矯正専門となると結構減るんですよ。

YAZAWA:矯正歯科と一言で言っても様々な形態の病院があると聞いたことがあります。

鈴木:そうなんです。虫歯治療などをする一般歯科とくっついている病院もあれば、矯正専門の先生が週2回決まった時間に来る病院もあったり、矯正専門で一般治療は行っていない病院もあります。だから探すの難しいんですよ。
そして、一般歯科との大きな違いは矯正歯科って絶対にフラッと入らないんです。 歯の矯正を考えている人は事前によく調べて予約するので、そういう部分ではニッチですけどニーズはあると考えています。

URUSHI:良い矯正歯科医院の見分け方ってあったりしますか?

鈴木:簡単な見分け方で言うと、矯正歯科学会の認定医制度があります。
医師免許って1つで内科や外科など様々な専門があるじゃないですか。歯医者も歯科医師の免許は1つですが、実際は虫歯治療、矯正、インプラント、ホワイトニングなど多くの施術内容がある。歯医者だったら何でもOKだと思いがちだと思うんですけど、実際はそんなことなくて、医師がどういう勉強を専門で行っているかが重要になってきます。
また、技術だけではなくて、人と人との相性みたいなものもあるので、2~3件はカウンセリングに行かれることをおすすめしますね。

URUSHI:確かに先生やスタッフさんとの相性も大事ですよね。

鈴木:あと、「矯正の技術が優れているか」という点についても実は研究していまして。 髪の毛は人生で何回もカットしますが、歯の矯正って基本は1回しかしないと思うんです。 比較基準がない中で、良かったか悪かったかの基準って、不満があるかないかで本当に判断できるのか。果たして不満がなければ技術が良かったと言えるのか。そういう観点でも、ユーザー様からの口コミを蓄積して知見を深めています。

YAZAWA:逆に医院側へのサービスもあるのでしょうか?

鈴木:口コミを医院側にフィードバックとして返しています。 従来契約に至らなかったお客様の声って入って来ないじゃないですか。当社が間に入ることによって、どうして契約に至らなかったのかを把握して改善することができます。 例えば、値段とか医療設備とかではなくて、実はトイレが汚かったのがマイナス点だったとする。でもこれって先生の目が行き届いていなかっただけで、知ればすぐに改善できます。

YAZAWA:それは医院側からしても有難いサービスですね。

デンタルジュを始めたきっかけ。自分が欲しかったサービスを体現。

URUSHI:デンタルジュ事業を始められたきっかけを教えていただけますか?

鈴木:サラリーマン時代に個人事業主や小規模事業主メインで営業活動をしていまして、 その中で歯科医院のクライアント様が結構いたんですよね。 虫歯治療はフラッと患者さんが来ることもあるけど、矯正の場合は絶対にそれがないので、どこの矯正歯科も集客のために広告を打ったり試行錯誤していました。その部分を上手くお手伝いすることができれば、十分ビジネスチャンスがあると考えたのがきっかけです。

あと、僕も歯科矯正をしているんですが、矯正のネット情報がとにかく分かりにくくて。ポータルサイトでも情報がまとまっていなかったり、自分が求めていない情報ばかり出てきたり。イチから調べて情報の取捨選択をするのが大変だったので、これは誰かがやってくれたらいいなぁと思って。その原体験があったため、ユーザー側は完全無料で使えるようにして、医院側からは予約代行でフィーをいただくようなビジネスモデルにしています。

URUSHI:自分がユーザーとして欲しかったサービスを作られたんですね。 これから矯正する人にはぜひ使ってほしいサービスですね。

鈴木:ありがとうございます!歯の矯正をして後悔している人ってほとんどいないので、矯正をするのであれば早ければ早いほどいいと思います。

営業電話の業務効率を圧倒的に上げる新サービスとは。

YAZAWA:もう1つの事業「AutoSales」について教えてください。

鈴木:これは自動音声による電話発信をWeb上から簡単に行うツールなんですけど、電話発信業務をなくすことで業務効率を上げることを目的に作りました。

YAZAWA:具体的にどのような活用方法があるのでしょうか?

鈴木:活用例としては、テレアポでの場面ですね。 テレアポって1日かけて大体100~150件くらい電話発信するんですが、話を聞いてくれる会社は1割にも満たない。言い方が悪いですけど、9割が無駄な時間になってしまうんです。 もちろんアポイントを獲得するためには必要なことではあるんですけど、興味の有無、提案の余地の精査は人がやらなくてもいいんじゃないかという発想があってですね。 例えば、求人募集をしているかの事実確認を人事担当に一気に自動音声で電話発信をして、イエスと答えてくれた会社にだけ直接アプローチをしたらアポ率って飛躍的に上がると思うんですよ。

YAZAWA:面白い!営業の入口の部分を代行できるサービスなんですね。
ただ、急に自動音声で電話がかかってきたら相手側の反応ってどうなんでしょうか?

鈴木:大体驚きますよね(笑) 驚きますけど2回目は慣れますよ。

YAZAWA:そうなんですね。皆さん回答してくれるんでしょうか?

鈴木:回答してくれないことも多々あります。でもそれって人が電話しても一緒だと思うんです。本当はいるけど「いません」って担当に繋げてもらえないこともよくあります。人の能力や努力でどうにかなる場合とそうじゃない場合がある。それなら機械がやったとしても、ある一定の成果件数が出れば問題ないんじゃないかなと。

YAZAWA:そういう使い方をすると営業の方のメンタル負担も軽減できますね。

鈴木:そうです。離職率の低下にも繋がると思います。
あと、もう1つの用途として想定しているのは案内や確認の電話連絡。 もちろん人が対応する誠実さみたいなところが必要な場面もありますが、アルバイトの面接の事前確認とかは人が手間をかけなくても良いかもしれません。 「時間の変更がなしで大丈夫か」とか「明日よろしくお願いします」っていうのを自動音声に流せば、メールよりも確認してもらえる確率が上がりますよね。

YAZAWA:そういう使い方は新しいですね。大手チェーン店のアルバイト面接などは数も多いし、導入の余地がありそうですね。

鈴木:ぜひお待ちしております!まだまだ立ち上げたばかりなので、これから盛り上げていきたいと思います。

共同経営者との出会い。1.5hのフライト中に新事業立上げが決定。

YAZAWA:AutoSalesについては友人と一緒に始められたんですよね?
友人と起業するとギクシャクして関係性が崩れてしまうなんていうお話もよく聞くんですが、意見が衝突した経験などありますか?

鈴木:現状全くないですね。僕なりにその現象を考えてみた時に、原因の1つとして挙げられるのがお金で揉めること。でも、本質って別にお金そのものではなく、結局はお互いに対する不満なんです。それって持っている能力の分野が同じだからこそ生まれる不満なんじゃないかなと思うんですね。

URUSHI:確かにどちらも同じ専門性を持っていたら、どっちが上かみたいな話になりそうですね。

鈴木:AutoSalesについては、僕が営業畑で友人がエンジニア畑なので、お互いの能力の部分に対して特に干渉しないというか、ある程度任せているんです。あとはシンプルにお互い別の会社をやっている中で、共同で新しく会社を始めたので、お金の部分で全くタッチしていないっていうのも1つあると思います。

YAZAWA:得意分野やタイプが異なるからこそ良い関係性なんですね。

鈴木:そうですね。ご飯が好きっていうところが唯一の共通点で、実は出会いもレストランなんです。

YAZAWA:レストランで仲良くなって共同経営をする仲になるって凄いですね! 出会った時のエピソードを是非お伺いしたいです。

鈴木:あるレストランのオーナーの誕生日会にお互い参加していたのがきっかけですね。 そこではお互い一言も会話がなかったんですが、たまたま彼がやってるInstagramのアカウントをフォローしていたので「前に会いましたね」みたいなDMのやり取りをしまして。その後別のレストランで再会したときに急激に仲良くなりました。
昨年一緒に宮崎に行きまして、その時の飛行機の中で「こういう事業やりたいんだよね」とAutoSalesの構想を伝えました。そうしたら「技術的には可能だし面白そうだから会社にしよう」と話が盛り上がりまして、羽田から宮崎までの1時間半で会社名まで決まりました(笑)2日後東京に戻ってそのまま法人登記しましたね。

YAZAWA:すごいスピード感ですね。
ちなみに、どのタイミングでサービス化しようと思ったんですか?

鈴木:以前から構想は考えていて、動き出そうと思ったのは宮崎に行く前々日くらいですね。彼が自動音声で飲食店の予約サービスをやっていたので実現可能性や開発にかかる工数を相談しようと思いました。

通勤にオススメ。1番速くて的確な移動手段は〇〇

YAZAWA:最近のオススメがあれば教えてください。

鈴木:最近のオススメは自転車移動ですね。 これまで車が好きで車移動が多かったんです。最近引っ越してオフィスが徒歩圏じゃなくなったのを機に自転車を買ったんです。運動不足解消になりますし、1番良かったのはどの移動手段よりも速くて的確なことですね。

YAZAWA:確かに、駅まで歩く時間とかを考えると自転車の方が速く通勤できたりしますね。

鈴木:渋滞に巻き込まれたり、タクシーが見つからなかったり、電車が遅延したりするストレスもないのでいいですよ。あと駐車場を探す必要がない。唯一の敵は雨ですが(笑)

YAZAWA:自転車なんて中学生以来乗っていないのでもう乗れないかもしれません(笑)

鈴木:僕も中学生ぶりに乗りましたが、案外体が覚えているから大丈夫ですよ!

グルメ好き必見。美味しいお店を発掘するコツ。

YAZAWA:鈴木さんはグルメが趣味とのことですが、美味しいお店を発掘するコツってあったりしますか?

鈴木:僕の場合は、カウンター席でご飯を食べて、お店の方と仲良くなること多いですね。いつも男性の友人2人で行ったりするので、仕事の話もプライベートの話もするんですけど、店員さんを巻き込んで一緒にお話したりします。 それで、お店の方に「休日は何処にご飯を食べに行くんですか?」とか「仲のいい料理人って誰ですか?」とか聞いています。
あと予約困難店とかありますよね。予約が困難なことに価値を感じている訳ではないですが、そういうお店を逆に紹介したりして仲良くなると、いろいろな情報を教えていただけるようになります。そんな感じで人と人の繋がりみたいなところでお店探しをしていますね。

YAZAWA:お店の方とも仲良くなるのがお上手なんですね。 私も食べるのが大好きなので、カウンター席で実践してみたいと思います。

鈴木:自分がどういうお客さんでいたらお店の方が喜ぶかなっていうのは結構考えているかもしれません。

YAZAWA:なるほど。鈴木さんのそういった姿勢は今のサービスにも繋がっている気がしますね。
本日は貴重なお話をありがとうございました!

「STARTUPS SELECTION® TOKYO」第12回目放送
YouTube
https://www.youtube.com/watch?v=hLwal8SUm8Y

ゲスト
■鈴木慧(すずき けい)
株式会社インフォメーション 代表取締役。
2014年に株式会社インフォメーションを創業。主にWeb集客支援事業、営業代行事業を行ってきた。2020年6月にデンタルジュをリリース。 2020年8月にセールスハック株式会社を創業し同年12月にAutoSalesβ版をリリース。 現在は2社の代表を行いながら更なる新規事業の立ち上げにも関わっている。

パーソナリティ
■YAZAWA(やざわ)
元・株式会社nene 代表取締役。2018年にネット秘書サービス「nene」を創業後、2020年に事業を売却。株式会社Wizが子会社化。代表取締役としてサービス拡大に従事したのち、自身の会社で新しい事業の立ち上げを行う。

■URUSHI(うるし)
株式会社OKPR 代表取締役。2016年に「OKPR」を創業後、2020年にM&Aにて株式会社VOYAGE GROUP(CARTA HOLDINGS)入りする。情報経営イノベーション専門職大学の客員教員や、東京都やEY新日本監査法人が主催するプログラムにおいてメンターも務める。課外活動として「サムライ広報会」も主宰中。

デンタルジュ
https://dentarge.com/
歯科医院選びのプロであるコンシェルジュがユーザー様に最適な医院をご紹介し、完全無料で予約代行まで行うデンタルジュサイト。

AutoSales
https://lp.autosales.co/
自動音声による電話発信をWeb上から簡単に行うツール。電話発信業務を無くすことで、業務効率が向上し売上向上、経費削減が出来ます。

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