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イベント(STARTUPS SELECTION® TOKYO)

【第15回】3度の売却経験を持つ、33歳連続起業家。<後編>

2021.08.03

※第14回(前編):https://businessdigest.jp/interview/202108957/

新進気鋭な若⼿スタートアップ起業家たちにスポットライトを当てる番組連動プロジェクト「STARTUPS SELECTION® TOKYO」。 第15回目ゲストは、先週に引き続き株式会社TRIVE GROUP 代表取締役の籔本 崇さんをお招きし、モチベーションアップの秘訣や採用人材の見極め、最近のオススメなど幅広いお話を伺った。

1社目の街コン事業は創業1年弱でミクシィに売却

YAZAWA:先週に引き続き、動画クリエイター向けのサブスククラウドファンディング「mediable(メディアブル)」を運営する株式会社TRIVE GROUPの代表 籔本 崇さんにお越しいただきました。初の2週連続ですが、本日もよろしくお願いいたします!

籔本 崇(以下、籔本):よろしくお願いいたします!

YAZAWA:前回は現在の事業についてお話いただきましたが、これまで作ってきたサービスについても教えていただけますか?

籔本:1社目は結婚支援事業をやるコンフィアンザという会社。当時は街コンと言われる地域活性化に繋がるポータルサイトの運営やイベントの運営、地域活性化のプランニングのコンサルティングを行っていました。これを1年半ぐらい運営してミクシィさんに売却しました。2社目はエンタメマッチングサービス、3社目はまた別のマッチングアプリを運営していて両方売却したという流れです。

YAZAWA:1社目の街コン事業をやろうと思ったきっかけって何だったんですか?

籔本:先輩に「300人の合コンあるから行こう!」と誘われたのがきっかけです。面白そうだからとりあえず行ってみたら、コンセプトも良いし、飲食店さんにとっても収益になる三方良しなイベントだなと。一方で運営はすごく雑だったので、自分たちでやった方がいいイベントにできると思ったのが1番初めですね。

YAZAWA:実際に街コンに参加して着想を得たのが始まりだったんですね。

籔本:当時はmixiのコミュニティというのがあってオフ会がブームでした。このサービスはいわば幹事代行業だと思っていたので、幹事さんに決済とか評価みたいなものを授けて、今でいうイベントのCtoCみたいなことがしたかったんです。そこでミクシィさんと一緒にやりたいと思ってオファーした形ですね。

YAZAWA:1社目の起業でM&Aという発想があったのが凄いですよね。 初めから選択肢として想定していたんですか?

籔本:24歳で起業してよくわかっていなかったので、初めからは考えていなかったです。当初はIPOをしたかったんですけど全然できなかったので、1回大きな会社に入って勉強させてもらおうと思ってM&Aに切り替えました。

YAZAWA:売却したのは起業してまだ1年弱のタイミングですよね? スピード感に驚きましたが、M&Aについてはどのように勉強されたんですか?

籔本:いろいろとググりながらですね(笑)

YAZAWA:実は籔本さんの第一印象って「ゆるいパーティーピーポー」って感じだったんですけど…(笑)
知人の方から「籔本さんは本当に勉強熱心だよ」とお伺いして、そういう姿を一切見せずに陰で努力されているのが本当にかっこいいなと。

籔本:「俺全然勉強してないわ~」って言っているテスト前の高校生みたいで逆に恥ずかしいです(笑)

採用のポイントは10代の経験で決まる知的好奇心

YAZAWA:勉強に対するモチベーションを上げるコツってあったりしますか?

籔本:知的好奇心を高く保つということに関しては意識しています。 採用面接をする時も知的好奇心の高さを重点的に見ますね。知的好奇心が高い人って勝手に勉強して勝手に調べるので成長スピードが速いんです。

URUSHI:知的好奇心が高い方をどうやって見極めているのか気になります。

籔本:見極めは難しいですけど、やっぱり自発的に情報取りに行って何かを成し遂げているかどうかは見ますね。 あとは小中校の時の家庭環境や学校生活まで聞くと、順風満帆に来ている人よりもちょっとコンプレックスがあってそれをバネに成功体験を積んだ人の方が強い傾向はありますね。 スイスの研究でも、知的好奇心は10代の頃の自己肯定感とキツイ経験の落差が大きい人の方が強くなるっていう傾向があるらしくて。「10代で悔しかったことを3つ教えてください」などをヒアリングしていますね。

YAZAWA:学生時代まで遡ってお話をお聞きするんですね。

籔本:逆にここしか聞かないですね。スキルは時代と共に陳腐化するので。例えば、今Facebook運用ができてもFacebookは5年後ないかもしれませんよね。 スキルよりも人間的なベーシックなところの方が大切かなと思っています。

YAZAWA:なるほど。採用人材の見極め方はとても勉強になります。

籔本:モチベーションアップに関してはもう1つあって、脳の報酬系を鍛えることを意識的にやっています。人が達成感を得ると、脳がドーパミンという神経伝達物質を放出して快楽を感じるので、それが次の達成への意欲に繋がるんです。成功者って脳の報酬系と言われる神経回路が強いらしいので、日々の小さな達成を自分の中で大げさに褒めるようなトレーニングはしていますね。些細なことでもポジティブに感じられると仕事が楽しくなるので。

YAZAWA:報酬系を鍛えるって意識したことがなかったです。社内でも取り入れているんですか?

籔本:そうですね。社内リリースとか喜ばしいことは必ず全員で拍手したり皆でコメントして盛り上げたりしています。そうやって脳の報酬系にリアクションをすることは大事にしていますね。

YAZAWA:前回でも楽しく働くことへのこだわりをお伺いしましたが、楽しんで成功するメカニズムを追及しているんですね。

最近のオススメ3選。仲良くなるには飲み会よりも〇〇

YAZAWA:プライベートについてもお聞きしたいのですうが、最近のオススメやハマっていることがあったら教えてください。

籔本:3つあって、1つはAnkerの急速充電器。この充電器はiPhoneを20~30分もあれば充電できるのでめちゃくちゃおすすめですね。 2つ目は音楽が好きなので、BOSEのS1 Proというスピーカー。音質がいいし、持ち運びができて8時間くらい充電も持つのでキャンプとかにオススメです。
3つ目は最近ハマっている桃鉄(桃太郎電鉄)ですね。暇な日は大体桃鉄しています。

YAZAWA:3つ目の桃鉄が気になります。ゲーム全般がお好きなんですか?

籔本:特別ゲーム好きじゃないんですけど、皆で集まって3時間とかゆっくり喋るってなると飲みに行くことが多いじゃないですか。桃鉄だとお酒を飲まなくても楽しいですし、僕は基本的に平日お酒を飲まないのでゆるく仲良くなるのにちょうどいいなと思って。

YAZAWA:桃鉄をやる仲間は起業家の方が多いんですか?

籔本:学生時代の友達ともやりますが、起業家仲間も多いですよ。 起業家って基本的に勝負事が好きだし、桃鉄のプレイは性格が出るので結構経営スタイルがわかって面白いです。

URUSHI:確かにどういう買い方するかとかタイプが分かれそうですね。 駅前を全部買い占めたり、逆に細かく買っていったりとか。

籔本:好きだからという理由でうどん屋を買う人もいれば、利益率しか見ない人もいたり(笑)そこから新しい会話が生まれたりするので、年代問わず仲良くなれていいですよ。

YAZAWA:起業家桃鉄面白そうですね!ゲームを通して距離が近くなりそうです。 皆さんもオンライン飲み会に飽きたらオンライン桃鉄いかがでしょうか?
籔本さん、2週に渡って貴重なお話をありがとうございました!

「STARTUPS SELECTION® TOKYO」第15回目放送
YouTube
https://www.youtube.com/watch?v=aTGQqGrTiR0

ゲスト
■籔本 崇(やぶもと たかし)
株式会社TRIVE GROUP 代表取締役。
1988年生まれ。愛知高等学校、京都産業大学卒業。2012年、コンフィアンザ創業。街コンなど結婚支援事業を全国で展開する。2013年、25歳の時に同社を創設わずか11ヶ月でミクシィへ売却。海外放浪などを経て、2016年、キネカを創業。エンタメ・コミュニケーション系アプリの開発運営を行い、2020年に売却。その後、株式会社TRIVE GROUPを創業。

パーソナリティ
■YAZAWA(やざわ)
元・株式会社nene 代表取締役。2018年にネット秘書サービス「nene」を創業後、2020年に事業を売却。株式会社Wizが子会社化。代表取締役としてサービス拡大に従事したのち、自身の会社で新しい事業の立ち上げを行う。

■URUSHI(うるし)
株式会社OKPR 代表取締役。2016年に「OKPR」を創業後、2020年にM&Aにて株式会社VOYAGE GROUP(CARTA HOLDINGS)入りする。情報経営イノベーション専門職大学の客員教員や、東京都やEY新日本監査法人が主催するプログラムにおいてメンターも務める。課外活動として「サムライ広報会」も主宰中。

mediable(メディアブル)
https://mediable.jp/
動画クリエイター向けサブスク型クラウドファンディング。

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