TOP > レポート > Eコマースの最前線がわかる! ECにおけるAI・デジタル体験向上ソリューション

レポート

Eコマースの最前線がわかる! ECにおけるAI・デジタル体験向上ソリューション

2020.05.08

Information
ECにおけるAI・デジタル体験向上ソリューション紹介セミナー
オンラインイベントレポート

過去2年で1.5倍ほど新規の顧客獲得単価は上がっています。EC業界でも、AIなどの最新技術を使い、より効率的にお客様のデジタル体験を上げ、経営をデジタルにシフトさせていく動きが活性化しています。

安藤高志(以下、安藤):今はコロナの時代と言われていますけど、この大変な時期を乗り越えるために、マーケティングもかなりオンラインが中心になってくると見ています。効率やスピードを重視したソリューションを知っていただいて、室内にいても、なるべく合理的にマーケティングや、お客さんの獲得、顧客満足度の向上を進めていいただけたらと思います。

飯野正紀:SOPHOLA(ソフォラ)代表の飯野と申します。弊社では、日本にはないテクノロジーを持っている海外のテック企業さんの日本進出を支援して、日本のデジタルマーケティングをテクノロジーという側面から底上げをしていきたいと考えています。

AdScale(アドスケール)、Longtail UX (ロングテール・ユーエックス)は、デジタルマーケティングの観点からみると、すごくニーズが高いソリューションだと思いました。

まずAdScaleというソリューションですが、アカウント診断ができるというところと、あとはGoogle社にもないような自動予算配分ですね。こういったものが複数プラットフォーム間でできるということ。あとはレコメンドですね。除外キーワードとか、追加のキーワードみたいなのを自動的にレコメンドしてくれる機能がすごく喜ばれています。

Longtail UXは、ブログウォッチャーというロングテールキーワード対策のツールがあるんですけど、そのツールとの差分が、僕は面白かったですね。何が差分であるかというと、現状のSEO施策を診断してくれて、事前に課題や伸びしろを可視化できるところとか。

あとECサイトさんって、商品件数が多いところあると思うんですね。そういうところだと、ロングテールキーワードが多くて、それぞれにあったランディングページを作るのは大変だと思うんですよ。そういったニーズに応えるために、ランディングページをそういった自動生成できます。あとは日本国内外でLongtail UXが特許取得済のコンテンツに合った内部リンクを生成することができたりするところも世界で唯一の機能です。

ディーデリック・クラッセン:はじめまして、AdScale EU共同創業者のディーデリック・クラッセンと申します。

創業当初からAdScaleは、広告配信プラットフォームを横断で最適化できる世界初の自動化AIソリューションでした。現在グローバルでAdScaleの管理するアカウント数は13,000を超え、総広告費も300億円を超えています。

2年間SOPHOLAと協業し、今年Eコマースバージョンをリリースし、日本市場ではベータ版の利用が可能となりました。現在1,000以上のECショップに提供し、平均1,000%のROI実績があります。

インターネット小売業界誌によると、開店120日で生き残るのは10%のECショップのみというデータがあります。この低い生存率はマーケティングが理由ではないかと考えられています。これを解決するのが、AdScale Eコマースです。

ペイドメディアの最適化には、ビッグデータの分析が必要なため、AdScaleのソリューションはAI技術を利用しています。手動最適化、スクリプト、独自の自動入札機能は単一のプラットフォームでも充分できるわけではありません。複数の広告配信プラットフォームを跨いだ最適化では、さらに困難を極めます。

AdScale Eコマースについては、いくつかのステップがあります。最初のステップは、ベストな広告プラン作成です。AdScaleは販売履歴データなどを元に最適なプランを各ショップに合わせて、テーラーメイドに作成いたします。AIによって最適なプランが作れるようになります。

次のステップは、自動広告作成です。ターゲットしたい商品を設定します。商品を選択したあとは広告タイプごとにテキストを追加していきます。これは商品広告以外にのみ利用します。その他の商品広告については、商品の画像、名称、詳細などの情報をECショップから自動的に抽出して作成することができます。

最後に、広告費や出稿期間を定めることです。今まで数時間かかっていた広告配信の設定作業が、このウィザードで、数分ほどで完了します。Google検索、ショッピング、GDN、Facebook、Instagramの広告すべてが、ワンプラットフォーム上で作れるようになり、膨大な工数の削減が可能になります。

AIよる自動最適化は、予算管理で非常に重要になります。市場、競合、CPCの変化が絶え間なく起こるなか、各商品に最適な予算配分を手動で設定することは不可能です。AdScaleの予算最適化機能は、キャンペーンやチャネル間の最適な予算配分を予測することができます。

これは過去データや、運用して蓄積されたデータに基づいてされます。データが蓄積されれば、予算配分の最適化を進めることができます。

繰り返しになりますが、ECショップ運営をされているみなさんがこの予算配分について心配する必要がなくなります。すべて自動化されており、最適化は継続的に実施されるからです。定期的に管理画面に入る必要もなくなります。もちろん入札に関しても自動化されています。AdScaleの入札最適化機能はヒートマップを用いて、最適な入札単価を予測、設定することでパフォーマンスを最大化します。

オーディエンスターゲティングは、継続的に商品にもっとも親和性の高い顧客をターゲティングします。これも自動化されたプロセスでECショップにあるデータや他の広告配信プラットフォームのデータなどに基づいて実施します。

AdScale Eコマースが稼働し、購入データが溜まっていけば、すべての結果をダッシュボード上で確認することができます。もちろんデータは全プラットフォームを横断し、ダッシュボード上に表示することができます。

すべての関連指標をワンプラットフォームで確認することができるようになります。特に重要な指標として、オーダー数、広告運用指標などがあると思いますが、これらもチャネル別、キャンペーン別などでブレイクダウンすることもできます。

スライドで示しているデータは、チャネル別のダッシュボードになります。より詳細なデータが見たい場合は、オーダーレコードでも確認できます。例えばAdScale経由の全オーダー番号やGoogle、Facebook、InstagramのCVコンバージョン)データもここで確認できます。このレポートを確認することで、どこからきて、いつCVが発生しているのか簡単に確認できます。

最後に、AdScale Eコマースによって、驚異的なROASアップを実現した世界的な水着ブランドSPEEDO様の事例を紹介いたします。SPEEDO様はAdScale Eコマースによって自動化、最適化が進み、素晴らしい結果を残した事例でROASが1,312%という結果になりました。これは数か月で13倍の向上が見られたということになります。

アンドレアス・ズムラ:Longtail UX Pty Ltdは、本日プレゼンさせていただく、私、アンドレアス・ズムラと、ウィル・サントンによって創業されました。

現在5大陸で、急速に顧客数を伸ばしており、ネット小売り、自動車、不動産、人材、旅行、金融、保険などのさまざまな業界に向けたマーケティングソリューションです。日本、アメリカ、オーストラリアで特許を取得済で、現在ヨーロッパや中国で特許申請済の独自のテクノロジーを持っています。

Longtail UX (以下、LUX)が解決するのは、Google検索の50%近くはサイト流入へのクリックにつながっていないという課題です。Google検索するときにサイトリンク、検索ボックス、ナレッジグラフをご覧になったことあるかと思います。Googleがこれらを実施する理由は、これらのロングテールと呼ばれる検索に対して、サイトが優れたUXを提供できていないからです。

この課題に対し、できることも限られています。ショッピング広告の例でいえば、ほとんどの場合、広告をクリックすると、直接サイト訪問となりますが、検索内容にマッチしている、一商品しか閲覧できません。LUXは、SEO及びSEMにおいてロングテール検索ユーザーがよりよい検索結果に出会えるようにサイトを改善します。

次にLUXのテクノロジーの差別化要素は何かというと、まず1つめが簡単に既存サイトをつなげることです。6ヶ月を費やし、数百万円かかる(ような)サイトリニューアルは全く必要ありません。

2つめが実施するSEO施策のROIが、SEMのように計測できることです。3つめ、商品フィードデータだけではなく、さまざまなコンテンツフィート、ブログ、レシピ、画像、動画、地図などと連携して、各ロングテールキーワードに合致したページを自動的に生成できることです。あと、最後にSEOだけでなく、SEMにもご利用いただける点ですね。

LUXでSEOテクノロジーをリードすることで、一般的なキーワードにおいて、導入前後で何と30%から150%ほどの売り上げ増を実現できます。

少し事例を紹介させていただきます。まずはオーストラリア最大のECサイトであるこKogan様の事例です。こちら商品点数は38万点のクライアント、35,000ほどのランディングページをローンチして最適化を実施しました。その際に「Best」というワードが入った検索キーワードを対象に商品レビュー結果をもとに、検索結果の商品量を並び替えたりしております。

結果、EC業界最大規模のサイトでSEOトラフィック50%の増加、数億円の売り上げ増を初期から実現できています。この成果改善結果は年間10億円を超え、今年20億円ほどになる見通しです。

そして(スライドを指して)、こちらは、メキシコでeBayのようなビジネスをしているクライアントの事例です。リスティング広告に関しては、各ロングテールキーワードで合致したランディングページを生成するだけではありません。具体的には、リスティング広告のアカウント構築、広告文、キーワードリストの生成も行います。

このクライアントでは、すべてのロングテールキーワードに対して、各ランディングページを生成し、50,000以上の広告リンクを、日々在庫データをアップしつつ、およそ65%と大幅に改善することができました。

最後に、みなさんのサイトで、LUXテクノロジーで何ができるのかをご確認いただけるよう、LUXスコアカードという新サービスを、この度開発しました。Googleアカウントに繋いでいただければ、レポートにアクセスすることができます。

LUXスコアカードでは、例えばSEO、SEMにおける指名系VS(バーサス)一般系キーワードのトラフィック、売り上げROIを確認できます。Googleアナリティックスでは、98%のトラフィックが「not provided」になっているため、この問題を解決しているということです。

また、ランディングページを生成する新規のキーワード提案だけではなく、トラフィック数や売り上げの予測も行います。こちらのスコアカードに関しましては、無料で、ご自身でSEO診断できますので、このウェビナーのあとで、ぜひ診断してみてください。

安藤:私からは現状ですね、Ptmindとして、どういったAIに関する取り組みしているかというところを概略で説明して、これからできることをみなさんにお伝えしたいと思っています。

我々はユーザーのみなさまにマーケティング部門の生産能力を向上する支援サービスを展開させていただいております。(スライドを指して)今、ロゴで挙げているようなですね。いわゆるEコマースのサイトとかですね。メディア、人材、教育、不動産といった形でデジタルマーケティングをする方たちに向けて、よりデータを使ったマーケティング能力が向上するコンテンツを提供しています。

今日はですね。AIがメインになっていますので、次世代製品のほうを紹介したいと思います。(弊社、既存製品の)Ptengine(ピーティーエンジン)はユーザーの行動を分析ですとか、顧客の接客を負担するところをなくしていくというソリューションなのですが、こちらのAIの商品に関しては、コンテンツ自体をAIが最適化をしていて、クリエイティブの運用の負担をゼロにしていくというところを目的にした製品になります。

我々が今AIで取り組んでいる内容としては、いわゆるお客様に合ったものを出していくというのを、学習しながら最適化していくような仕組みを作っております。

最近、流行っているのがABテストですね。これはAとBのクリエイティブが、どちらが統計的にユーザーのみなさん全体に対してビジネス効果が高いかというものを出しているかということなので、Bのほうが高ければ、Bのほうに寄せていくという形で運用していくというソリューションになります。

ユーザーのいわゆる行動データを取得して、そちらの行動志向と同じ人たちに対して、より効果の高いクリエイティブを見せていきます。長期的にユーザーを学習していきながら、常にパフォーマンスが上がるようにしていくかたちで運用ができます。特にサイトを成長させていくと、新しい集客チャネルから顧客を取り込んでいくということで、今までと違う傾向のユーザーさんが入ってくるタイミングが必ずきます。

AIのほうが学習していって、どういったものを出していくと、その行動志向に合った人たちが満足できるのかというのを常に更新していく仕組みです。

Longtail UXがどちらかというとSEO重視の形の最適化を図るものなんですけど、我々の場合は、ユーザーがクリエイティブを作る過程そのものをなるべく省略化しながら、AIが学習していくプロダクトになります。企業様が持っているクリエイティブをそのまま反映して作っていくということも可能になっています。

何か他のサイトの参考をしなくても、あらかじめ決められているテンプレートを選びながら自由に設計をしていただいて、そのあとからAIの力が入っていくという仕様になっています。

スマートクリエイティブというような形で、ADのクリエイティブを2つ用意して、それをユーザーの志向に合わせて徐々に学習をしていきながら、最終的にCVや効果測定につなげていくようなソリューションになっています。AIが自動学習したもので、こうした最適化した内容として表示をしていくようなアプローチができるので、マーケッタ―のみなさんのクリエイティブをご支援できるのではと思っています。

現状のPtengineに関しては、エンゲージという仕組みである程度そこが補えるようになっていまして、最終的にはユーザーの行動に基づいた“おもてなし”のシナリオが実現できているという形になります。

ECサイトに関していえばユーザーの状況に応じてですね、クリエイティブをサイト上で変化させることもできるようになっています。Ptengineで実現いただける仕組みではあるんですけども、ユーザーの志向に合わせて、ある条件を満たした方々に特別なキャンペーンを出したりとか、サイト上のクリエイティブを変えるってことができるようになっています。

 

この記事をシェアする